先日、チューリップといっしょに頂いたツツジが咲き始めました。
今回も色々と調べてみました。
牡丹躑躅、平戸躑躅・・・etcやはり私には特定できませんでしたぁ。。
そして、ツツジの漢名「躑躅」について載せてみました。
【ツツジの漢名の由来】
ツツジの花、ことに白ツツジの花は食べられるが、レンゲツツジなどは有毒で、漢名「羊躑躅(ようてきちょく)」の名もこれを食えば苦しみ足をかがめるという意味から名づけたという。
その名の出所は、昔、母羊からはぐれた哀れな一匹の仔羊が、終日母羊をさがしもとめて歩いた。
そのうちに赤い夕日は傾いて辺りは暗くなって月さえ昇りはじめた。
仔羊は、足はだんだん痛んでくるし辺りは暗くなるので、眼にいっぱい涙をためながら、疲れた足を引きずってとぼとぼと這うように、それでも恋しい母を捜して歩いていた。
折りしも月の光を通して真っ白いツツジが、あたかも母羊のように見えたので、仔羊は飛び立つ思いでこれに近づいて、ひざを躑躅(しゃが)んで、桃色の蕾を母羊の乳房と思いしゃぶった。
という故事から、蕾を持つツツジを躑躅(てきちょく)あるいは、羊躑躅(ようてきちょく)と呼ぶようになったのだという。
高瀬豊吉著「薬草の由来伝説と薬効」(加島書店)より引用