5月29日・・・娘から、その後の夏っちゃんの様子。
「顔色も大分良くなってて、呼びかけたり撫でたりすると小鼻がピクピクって動いたり、手足がカサカサになってるからクリームでマッサージして上げると、ピコンッと動かしたりする。
薬で眠らされているんだけど、意識はあるみたい。」
「足からの点滴も外されてて、点滴の数も少なくなっていたよ。」
「でね、オシッコの量が少ないので『フクマクトウセキ』って、砂糖水を腹膜に入れてオシッコが出るようにしてるんだって。」
「腹膜透析」とは、どんな治療なのか調べてみました。
お腹の中に腹膜透析液を入れ、腹膜を介して水や老廃物を取り除く方法です。
お腹に埋め込んだ管を使って、腹腔内へバッグに入った約2Lの腹膜透析液を入れます。
約4~8時間後にこれを空のバッグに出して捨て、新しいバッグをつけ換えて、お腹の中に新しい透析液を入れます。
腹膜透析のしくみ
● 拡散の原理 セロファン膜にインクを入れて水に浸せば、インクの色が外に出て、水は逆にインク側に入り同じ濃さになります。
腹膜透析もこれと同じで、透析液をお腹に入れておくと、体の老廃物が腹膜を介して透析液側に出てきます。
また同時に体に不足しているものは、透析液側から体内に入ります。
● 浸透圧の原理 透析液には浸透圧を高めるため、ブドウ糖が入っています。
そのため、透析液と体液との間に浸透圧の差ができて、体の中の水分が透析液側に引き出されます。